ガラスの靴は、返品不可!? 【後編】
僕たちのベビーも娘だったら……飛鳥に似た……ミニ飛鳥?
うわ、間違いなく、めちゃくちゃ可愛いな。
きっと外にも出したくないくらい、溺愛してしまう自信がある。
ただ、……
緩んでいた口元を引き締めて、親子にバイバイ、と手を振り。
再び、同じ男を追い始める。
ベビーはこんな僕を、パパと呼んでくれるだろうか……
――心底、お前という男を見損なったよ。
自分のしたことを、後悔してはいない。
たとえ誰にどんなに責められても。
守りたかったから。
世界中を敵に回しても……彼女とベビーだけは、守らなければならなかったから。
飛鳥はきっと僕を信じてくれる。
すべてを解決して説明すれば、許してくれる。
そう思っていた。
――話にならんな。
あの日までは。
焦った。
まさか、シンシアがYKDでインタビュー取材を受けるなんて。
(後からそれは、編集側の都合で決まったことだと聞かされたけど)
すっかり僕らが別れたと信じてる、そう安心していたのに。
まさか、僕の気持ちを試そうとしてるんだろうか――メールで彼女が今どこにいるか知り、真っ青になって駆け付けた。