ガラスの靴は、返品不可!? 【後編】
厳かで、清廉な空気に満ちる教会。
私たちは、祭壇の前で向かい合う。
「原文よく覚えてないから、オリジナルでごめんね」
そう前置きしたライアンが、私の両手を握る。
そして優しい眼差しで私を見下ろした。
「飛鳥、君を心から愛してる。僕の妻は、一生君一人だ。天に召される最後の日まで、何が起ころうと変わらず君を愛し、守り続けることを誓うよ」
「っ……」
鮮やかな陽光を背負うその姿は、神々しいほどで。
私はもう、言葉もなく見惚れるばかり。
「飛鳥は? 誓ってくれないの?」
揶揄うように催促されて我に返り、慌てて唇を開く――けど。
「わ、私……も、……っ」