ガラスの靴は、返品不可!? 【後編】
私たちがいて、そして……
ポコポコっ
「立会人も一人、ここにいるしね」
元気よく主張してるお腹を指すと、ライアンがくしゃりと笑み崩れた。
そう、それだけで十分。
それに――と、思いついて、
カバンにいそいそ駆け寄った。
「これも、あるし」
振り返った私の手の中には、ブルーの小箱。
「持ち歩いてくれてたの?」
翡翠の瞳を嬉しそうに輝かせた彼が、箱を受け取った。
長い指が、中からリングを取り出す。
「おいで飛鳥」