愛を知らない私を愛して
〜♪
しばらくして電話が鳴り、渚くんから着いたと言われてカフェをでる。
「あ、かわいい依茉ちゃんだ」
すると渚くんは私をすぐ見つけてそう言った。
「お仕事お疲れ様です……」
久しぶりの渚くんに私は涙がでそうになった。
……久しぶりといっても一週間くらいだけど……
あの話から会ってなかったから、すごく会ってない期間が長く感じた。
「うん、依茉ちゃんも。ごめんね、待たせちゃって」
「いえ、20分くらいなんで……」
「よかった、この時間だと必然的にホテルになるけどいいかな」