幼馴染は恋をする

「朝…こっち…」

「はい、でも…」

「大丈夫、寝てるから」

柳内さんが手を握った。そしてもう片方を枕の上で繋いだ。
今日は柳内さんの部屋に来る日。泊まることも増えてきた。

「恵和君、私達の腕、重くないでしょうか」

「大丈夫だろ。…大体…、赤ちゃん返りっていうには年齢が高すぎるんだ。俺と二人の時は一人で寝てたんだから」

ダブルベッドに恵和君を真ん中にして寝ていた。

「きっとお父さんを取られちゃったからですね」

「いや、単純に邪魔をしてるんだと思う。朝が泊まるって日はいつもこうなるだろ?」

「邪魔しようなんて、そういうつもりはないと思いますよ?だって、……二人で寝ようとしてるなんて、それは……大人の、こっちの気持ちですから」

「だから邪魔してるんだよ。恵和は朝が大好きだから。…ちょっと心配になるな…。恵和と朝は?10歳違いだろ?…3、4年したら思春期だ…危ない。10年後には19だ。俺は…47?8?…はぁ、まずいな。益々おじさんだ、まずいだろ、なあ朝」

「全然、まずくないです。第一、私が好きなのは大輔さんです。急に10年後になる訳じゃないです。恵和君が歳の離れた人に惹かれるか惹かれないかは知りません。それを無いと否定してしまったら、私の大輔さんに対する思いも否定することになっちゃうから。恵和君は好きですよ。でも、それは」
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