洗脳学級
☆☆☆
こんなに食べたらまた太ってしまう。
頭の中でそうわかっていても、止まらなかった。
晩ご飯の残りをオカズにして2杯もご飯を食べてしまった。
久しぶりに満腹になったあたしは満足してベッドへと寝転んだ。
「少しくらいいっか。太ったらまたダイエットすればいいんだから」
自分自身に言い訳をして、スマホを取り出す。
それよりも次はなにをすればいいか聞かないといけない。
「ダイエットの次はなにをすればいい?」
アプリを起動して、そう質問をした。
《ボクが解決してあげる! とりあえず、食べたものを吐いてきなよ!》
ウサギからの回答にあたしはその場に固まってしまった。
ウサギはジッとこちらを見つめていて、その目はすべてを見透かしているように見えた。
「で、でも。もう3キロ痩せたんだし」
《ダメだよ。やっと3キロ痩せたのに、大量に食べたら意味ないよ》
ウサギの言う事は最もだった。
でも、吐くなんて……。
躊躇していると、スマホ画面がグニャリと歪んだように見えた。
こんなに食べたらまた太ってしまう。
頭の中でそうわかっていても、止まらなかった。
晩ご飯の残りをオカズにして2杯もご飯を食べてしまった。
久しぶりに満腹になったあたしは満足してベッドへと寝転んだ。
「少しくらいいっか。太ったらまたダイエットすればいいんだから」
自分自身に言い訳をして、スマホを取り出す。
それよりも次はなにをすればいいか聞かないといけない。
「ダイエットの次はなにをすればいい?」
アプリを起動して、そう質問をした。
《ボクが解決してあげる! とりあえず、食べたものを吐いてきなよ!》
ウサギからの回答にあたしはその場に固まってしまった。
ウサギはジッとこちらを見つめていて、その目はすべてを見透かしているように見えた。
「で、でも。もう3キロ痩せたんだし」
《ダメだよ。やっと3キロ痩せたのに、大量に食べたら意味ないよ》
ウサギの言う事は最もだった。
でも、吐くなんて……。
躊躇していると、スマホ画面がグニャリと歪んだように見えた。