“自称”人並み会社員でしたが、転生したら侍女になりました
それから、美容クリームについても話す。防虫剤が入っていたと聞き、皆衝撃を受けていた。イリスとドリスは、絶対にわざと贈ったのだと言っていたが、何も証拠はない。とにかく、大事なことは薬を毎日飲んで毒を体から抜くことだ。

「この件に関しては、アリアンヌお嬢様には伏せておくつもりだ」

その考えに、メアリーさんも同意する。

「そのほうがいいかもしれないですねえ。アリアンヌお嬢様は、繊細ですから」

ソールさんが調合してくれた薬は、体の調子を整えるものだとメアリーさんが説明してくれるらしい。とりあえず、嘘ではない。

「あ、そういえば、みなさん、その後の肌はいかがでしたか?」

メアリーさんが笑顔で石鹸の感想を話してくれた。

「肌がしっとりなって、乾燥しないんです。すごいですねえ!」

イリスとドリスは、肌がモチモチになったという。異常はないようで、ホッとした。

「では、こちらはアリアンヌお嬢様が使っても問題ないですね」

「ええ。ぜひとも、オススメしてくださいな」
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