“自称”人並み会社員でしたが、転生したら侍女になりました
「それで、結果どうだったのですか?」

「ああ、これね。問題なし」

鑑定の結果、私が作った石鹸は問題ないようだ。

「よかった……」

「珍しい石鹸だから、気になったの?」

この石鹸は私の手作りである。そう返そうと思ったら、ソールさんは何かを思い出したのか「そうだ!」と言い、背後にあった棚を探り始めた。

「これ、特別に貸してあげる」

差し出されたのは、手のひら大の水晶玉。

「こちらはなんですか?」

「体に悪影響があるものに触れると、紫色に光るんだ。市場の中には粗悪品が溢れているからね。個人個人で調べられるように、開発したんだけれど、企画会議に通らなくて」

「な、なるほど」

これがあれば、私の手作りバス用品や化粧品が体に害がないか調べることができるようだ。

「貸す代わりに、用途と結果をレポートにまとめておいてほしい」

「商品化は、諦めていないと」

「当たり前じゃん」
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