“自称”人並み会社員でしたが、転生したら侍女になりました
一応、他の人に教えないよう、口止めしておく。
「あの、ミシェル様、指切りげんまんは、特別な約束事の時に、親しい関係同士でしかしないものなので、他の人には、その、教えないように、お願いします」
「わかった」
なんだ、これは。ただの指切りげんまんなのに、死ぬほど恥ずかしい。
ミシェル様とふたりで、何をしているのか。ぎゅっと唇を噛んで、羞恥に耐える。
静かな中だと余計に恥ずかしくなるので、話題を振った。
「あの、ミシェル様、王太子殿下は、その、僕のアリアンヌとおっしゃっていましたが……」
「殿下はおそらく、アリアンヌお嬢様と結婚するつもりでいるのだろう」
「ならば、アリアンヌお嬢様は、何も心配しなくてもいいのですか?」
ミシェル様は、目を伏せて首を左右に振る。
「結婚相手については、王太子殿下といえど、思い通りにいくわけではない」
半年に一度、王太子妃に相応しいか審査を受けて、認められた者が王太子妃となる。
「最終的は判断を下すのは、国王陛下だ」
「そう、ですか」
「殿下がそのようにおっしゃっていたことは、アリアンヌお嬢様に言わないほうがいい」
「そう、ですね。期待して、結婚が叶わなかった場合の衝撃が大きいでしょうから……」
「あの、ミシェル様、指切りげんまんは、特別な約束事の時に、親しい関係同士でしかしないものなので、他の人には、その、教えないように、お願いします」
「わかった」
なんだ、これは。ただの指切りげんまんなのに、死ぬほど恥ずかしい。
ミシェル様とふたりで、何をしているのか。ぎゅっと唇を噛んで、羞恥に耐える。
静かな中だと余計に恥ずかしくなるので、話題を振った。
「あの、ミシェル様、王太子殿下は、その、僕のアリアンヌとおっしゃっていましたが……」
「殿下はおそらく、アリアンヌお嬢様と結婚するつもりでいるのだろう」
「ならば、アリアンヌお嬢様は、何も心配しなくてもいいのですか?」
ミシェル様は、目を伏せて首を左右に振る。
「結婚相手については、王太子殿下といえど、思い通りにいくわけではない」
半年に一度、王太子妃に相応しいか審査を受けて、認められた者が王太子妃となる。
「最終的は判断を下すのは、国王陛下だ」
「そう、ですか」
「殿下がそのようにおっしゃっていたことは、アリアンヌお嬢様に言わないほうがいい」
「そう、ですね。期待して、結婚が叶わなかった場合の衝撃が大きいでしょうから……」