ビター・シュガー
「…あぁ、おやすみ。風邪ひくなよ?」

「うん!」

にこにこと途切れない笑顔。
それを見て、俺も笑顔を作る。

そんな俺に、彼女は部屋を出る間際、一瞬だけ真面目な顔をして来た。

「…?なんだよ?」

「…んーん。なんでもないっ!明日ね!約束だからね!」

「わーった。わーった。だから早く寝ろ」

「はーい」


ぱたん


閉めれたドア。
そこを暫く見つめて、俺は一息大きな溜息を吐く。


「あーぁ。なんか、すげぇブルー……」

スーツの上着を脱いで、スラックスがシワになるのも無視して、ベッドにダイブした。

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