ビター・シュガー
翌日。
一応シュミレーションしていたドライブルートを再確認していたら、その中に最近出来たというフラワーガーデンが検索に引っ掛かった。
「あいつ…そういや花好きだったな…」
そう呟いた瞬間、目の前に彼女の喜ぶ顔が浮かんだ。
そんなことだけで胸が熱くなり、嬉しくなってくる。
こんな小さなことで、幸せを噛み締められるなんて…俺ってほんといつからお得になったのか…。
「さて、と。支度すっかな」
初夏らしく、ライトグリーンの薄手のニットを着て、その下は白いチノパンを合わせた。
…少しでも、彼女に見合うように…と願いを込めて。