ビター・シュガー
「んじゃ、行くか。ほら乗れよ」

「え?」

さり気なくエスコートをすると、彼女は驚く。
あぁーいちいち可愛いな。

「早く乗れっての」

「はぁい」

車に乗せて、シートベルトをしてやると、ふわりとシャンプーの甘い香りが鼻孔をくすぐって、やばいと思った。


まだ、出発もしていないのにこんなんじゃ最後まで保たない。


俺は気を引き締める為に、ふうーっと溜息を吐いて運転席に座った。


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