自分より大切なもの
-- 生徒相談室 --
椿
「……せ、生徒相談室………。」
ー10分後ー
ガラガラガラーーー。
夏樹
「おっ!ツバキぃ~!どこ行ってたのー?」
椿
「あ、夏樹、おはよう」
夏樹
「おはよー!ってかもう、昼だけどねー(笑)」
椿
「夏樹、いつ来たの?」
夏樹
「んー?今さっきー?」
・・・この子は池本 夏樹二年になって同じクラスになった。
夏樹
「……そんで?最近さこりんとはどうなの?」
椿
「べつに、相変わらずだよ。」
夏樹
「えー!なにそれ、めっちゃ気になるんだけど!!」
・・・そう、この子たちだけは、私とあいつの関係を知ってる。
椿
「それより、メグは?」
夏樹
「今日はもう来ないっぽくなーい?」
椿
「そっか。」
・・・もう一人 田中 愛っていう子がいてね。この子たちが私の唯一の友達。出会いはもう最悪だった。だけどこの子たちが、私が長い時間閉ざし切っていた心の扉を、重く分厚いその壁を……ぶっ壊してくれた。