愛のかたち
わたしが固まっていると俊くんはガバッとわたしを放した。

ちょっと戸惑った顔をして

『ごめん、あまりにその衣装を着た咲貴ちゃんが可愛くて我を忘れてました。ほんとにごめん。』

俊くんは自分の行動が予想外だったかのような感じに見えた。

強引に振りほどかなかったからかな。


『わたし・・先に行くね。仕事しなきゃ・・・。』

そう言い捨てて走って俊くんの元を去った。


その後、俊くんが

『あれはヤバイよ。誰も勝てないだろ、あの可愛さ。我も忘れるわ・・・。』


と呟いたのも知らずに。


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