愛のかたち
『今年のミス流星が投票の結果決まりました。』


お店も終わり、わたしたちはコスプレしたまま後夜祭で花火をしていた。

冬の前の花火。

なかなかいいものがある。

ずっとザワザワしながら花火をみんなしてたのに急にこの放送で静かになった。


『全校生徒とご来訪のみなさん全てで総数1369票中、731票と断トツでした。発表します。2-3の新垣咲貴さんです。新垣さん、前の壇上にお上がりください。』


友美はわたしの手を取り、

『咲貴だよ、咲貴だよ!!』

とわかりきっているのにピョンピョン跳ねて喜んでいた。

わたしはそれとは真逆のイヤーな顔をしていた。

テンションがた落ちだった。


わたしの周りにいる人が友美の大声で気付いてか、わたしを見て笑顔で拍手していた。

それがまたイライラする。

これはそういえば1学期の始まりの学級委員を押し付けられたときと同じだなとふと思った。

わたしが壇上に向かってる途中で2位は231票、3位は185票とかなり離れていたことを放送部が言っていた。

そしてアリスの服の効果もあるだろうとも。

そうだ、この服のせいもあるのかも。

やっぱするんじゃなかった・・・。

遅いけど後悔した。

これが嫌な予感その2。

もうこれ以上はないだろう。



そう思っていた。
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