愛のかたち
盛んにいじる胸の敏感な部分。


『やっ・・・んっ・・・。』


我慢しなきゃ、我慢しなきゃ、そう思っても声が出ちゃう。



そして俊くんがブラから手を出し、制服をガバッと捲り上げた。


でも、胸が見えない位置まで・・・。

そして固まっている。


え、なにかわたし変な部分あるっけ??


毛??いや、そんなところには生えてない!!


ビクビクしているわたしをよそ目に、俊くんは目をつむって考えているような気もした。

そして裾をまた普通の位置に戻しわたしに優しくソッとキスをした。


『やっぱ・・・約束だったし。クリスマスまで待つ・・・。』


怒られた子どものような顔つきで言った。


『俊くんのそういうところ、好きだよ。』


するとまたキスを何度もしてきた。


『そういうこと言うと止まらなくなる。』


キスの合間に呟いてまたキスの嵐。


『咲貴ちゃん、好きだよ。』


そう言ってキスをしながら頭を撫でてくれた。


わたしも、いつの間にか俊くんがすごく好きになってる。




最初の頃はまだ、孝浩くんと俊くんの間で戸惑っていた。


でも、毎日会いに来てくれ、たわいのない会話をして、たまにどこそこ行って遊んで笑顔で帰っていく俊くんにいつのまにかまた惹かれていっていた。


今は、わたしの大切な人。


あんなに辛いと泣いていた孝浩くんのことは・・・もう過去にすることができた。

俊くんのお蔭で。
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