愛のかたち
『さむっ!!!』


寒さで目が覚め、急いで洋服を着た。


横ではまだ裸で寝ている俊。

寒くないんかなぁ??


わたしは布団を出てお風呂場に行き、バスタブにお湯をためた。

早くあったかいお湯につかりたい。


横には乾燥した薔薇の花びらがパックの中に入っていたので一緒に置いてある薔薇の香りと書いてある入浴剤と一緒に入れようとウキウキしていた。


布団に戻ると俊が目覚めていて

『いつの間にか服着てるし。何してたの??俺喉がカラカラなってるよ・・・。』


『暖房の中で寝てたしね。お茶あったから入れるよ。』

そう言ってわたしはまた布団から出ようとするとすぐに手を引かれて布団に戻された。


『咲貴、おはよう。』

そう言ってキスをすると手は離れた。


『おはよう。』

わたしも俊にキスをしてお茶を入れた。


わたしも実は喉がすごく乾燥していた。


『あー寒い。』

そう言いながらもまだ横になったまま裸で布団をかぶってお茶を飲んでいる俊に笑った。

写メで撮りたいくらい間抜けな姿。


『笑うなよ。』


俊くんが膨れてまたお茶を飲んだ。


わたしはそろそろだと思い、お風呂場に移動した。

お湯はいい感じに溜まっている。


俊にお風呂に入ってくると言いに行こうとするとどっからかバスローブを見つけたらしく、それを羽織って既に後ろにいた。

『うおっ!!ビックリした!!お風呂入ってきていい??』


『だめ。一緒にならいいけど。』

そう言いながら
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