愛のかたち
友美とわたしの距離が5メートルくらいの距離になったとき

『友美はいつもそう思ってたの?わたしといるからフラれる。自分が原因とは思わないの?』

『思ってるよ!!でもみんな咲貴ばっかり。』

『そんなことない!!わたしは友美の魅力いっぱい知ってるもん。』

『でも、咲貴には勝てない。』

『そんなわけない!!友美がそんなこと言ってもわたしは━━・・・友美のそばにいたい。友美は男を見る目がないだけだって!!!友美は悪くない!!』

わたしたちは叫び合って最後にわたしが言うと友美は黙った。



わたしは近づきながら続けた。

『わたしは友美が羨ましいよ。感情を自由に表現できて、かわいくてよく笑って。そして素直で。自信もってよ!!わたしは友美のこと大好きだよ?友美がわたしのこと、もうたくさんって言ってもわたしは離れたくない。』

そう言うと友美は大粒の涙を流していた。


わたしは友美の手を取って

『友美、恵介くんは友美が苦手って前に聞いたことあったの。言えなくてごめん。タイミングがわからなくて。わたしのせいだね。』

そう言うと友美は首を振った。

『気付いてた。望みないってことくらい。咲貴ごめん。ひどいこと言った。』

そう言う友美の手をひいてわたしたちは月灯りの下、部屋に戻った。



部屋に戻ると恵介くんはもう寝ていた。

気まずいんだろうな。


それにしてもこの男、なんてフリ方だよ・・・。

よかった、付き合わなくて。

心の底からそう思った。
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