わたしの願い


「あら、愛ちゃん。こんにちは」


「こんにちは」


洋輔の家族も優しかった。

家だと挨拶なんてされないわたしは、何度ここの家の人になりたいと思っただろう。


「ちょっとおばさん出かけなくちゃいけなくて、ごめんね」


「いえ、気にしないでください」


いつもはおばさんもいて一緒に話したりするのが楽しかったけれど、用事があるなら仕方ない。


「じゃあ、洋輔ちゃんと飲み物とかだしなさいね」


「わかったから、いってらっしゃい」


「いってきます」


そういっておばさんがでかけたあと、洋輔がみせたいものがあるといって部屋にいった。

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