可愛がりたい、溺愛したい。



画面を見ながらニコニコ話していることから、本当に好きな気持ちがよく伝わってくる。


「彼女さんのこと大好きなんですね」


「そりゃーね。俺の世界はこの子中心で回ってるようなもんだから」


す、すごい溺愛っぷり。



こんなふうに愛してもらえる彼女さんは幸せだろうなぁ……なんて、呑気なことを考えていると、


遠くから依生くんが歩いてくるのが見えて、ここだよってわかるように大きく手を振る。



だんだん近づいてきて、表情が見えるくらいまでの距離になったので、わたしのほうから依生くんのもとへ駆け寄る。



「……無事に終わった?
ってか、1人で外で待ってたらダメって言ったじゃん」


「ありがとう!無事に終わったよ!
あと、いま1人じゃなくて……」



「あー、芦名さんもしかしてその子が例の彼氏くん?」

後ろから浅川さんの声がして、わたしたちの元へやって来た。

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