私、強引で甘く一途な御曹司にドキドキさせられっぱなしです!
『やっぱ可愛い』


『えっ、や、やだ…からかわないで』


ちゃんと告白もされてない人に、そんな風に言われても複雑過ぎる。


嬉しいけど、どう受け取ったら…いいの?


『亮も言ってただろ、恭香の笑顔が素敵って』


『ああ…うん、でも、お世辞だよ。そんなの』


『亮は、お世辞を言うようなタイプじゃない』


『どうしてそんなことわかるの?しかも、呼び捨て…』


朋也さん、適当に言ってるだけでしょ…


『亮のことは、弟みたいに可愛がってる』


え…弟?


『もしかして、知り合い…?』


『ああ。デビューする時に、父さんがサポートしたんだ。そこからの付き合い。俺もずっと応援してる』


『知らなかった…びっくり』


『特に言って無かっただけだ。亮には、家族がいない。だから…なんかいろいろ心配で』


そうだったんだ…


だけど、弟みたいに思ってあげてる朋也さん、優しい…


『亮くん、シンプル4のみんなで成功して本当に良かったね。みんな良い子だし、これからもますます人気が出ると思うし』
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