私、強引で甘く一途な御曹司にドキドキさせられっぱなしです!
え…


数年、ひとすじ?


どういうこと?


『そんな前から恭香ちゃんを知ってたの?』


『知ってたよ。俺は森咲の笑顔と優しさに惚れた。あいつの顔見てたら、それだけで自分も優しくなれたし、元気をもらった。会社を出た後、しばらく会えなかった時も、ずっと…想ってた』


僕は、本宮君から、恭香ちゃんとの出会いを詳しく聞いた。


知らなかった。


僕よりも先に恭香ちゃんを好きになってたんだ…


こんなイケメンなのに、ずっと一人の女性をひとすじに想うなんて…


僕は…


恭香ちゃんを好きになって、でも、菜々子のことも…


そういう意味では、完敗なのかも知れない。


だけど、今は未来を考えたいんだ。


恭香ちゃんとの未来を…


だから、本宮君には負けたくないし、恭香ちゃんを渡したくない。


お互いが、どんな風に恭香ちゃんを好きになったかわかって、良かったのかも知れない。


ハッキリと、ライバルだと認識することが出来たんだから。
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