好きになるには理由があります
浅黒く焼けた大きな手で、陽太の腕をバンバンと叩き、
「どうだ。
あれから釣ってるか?」
と笑って陽太と話している。
そこでいきなり、則雄が、
「そうだ、お前、今夜、暇か?」
と言い出して、深月はぎくりとした。
「今夜、神楽の稽古があるんだ。
深月も来るし、酒もあるぞ、ちょっと来ないか」
何故、私と酒がワンセット、と思う深月の横で陽太が、
「……もしや、神楽の舞い手を探してますか」
と則雄に訊いていた。
「わかってるのなら、話が早い。
いやいや。
万蔵さんの役を他の奴がやることになって、ものすごく体力がいる役が空いたんだよな。
お前ならいけそうだ」
と体格のいい陽太を上から下まで確認するように見たあとで則雄は言う。
「どうだ。
あれから釣ってるか?」
と笑って陽太と話している。
そこでいきなり、則雄が、
「そうだ、お前、今夜、暇か?」
と言い出して、深月はぎくりとした。
「今夜、神楽の稽古があるんだ。
深月も来るし、酒もあるぞ、ちょっと来ないか」
何故、私と酒がワンセット、と思う深月の横で陽太が、
「……もしや、神楽の舞い手を探してますか」
と則雄に訊いていた。
「わかってるのなら、話が早い。
いやいや。
万蔵さんの役を他の奴がやることになって、ものすごく体力がいる役が空いたんだよな。
お前ならいけそうだ」
と体格のいい陽太を上から下まで確認するように見たあとで則雄は言う。