好きになるには理由があります
 横で陽太が呟いていた。

「お前を(めと)るには、神楽を舞うのが必須条件なのか?
 お前まさか、自分の身体を餌に俺を舞わせようと……」

 いや、どんな巫女ですか……。

 っていうか、貴方を舞わせたがってるのは、おじいちゃんとノリさんだし。
 おじいちゃん、怪我したの、さっきですからね、と思いながら、深月は陽太とともに病院を出た。

 



< 53 / 511 >

この作品をシェア

pagetop