都の剣〜千年越しの初恋〜
「結論を言おう。お前たちの関係は大罪だ。今すぐに別れろ」

イザナギの言葉に、サシャは目を見開く。言葉がうまく処理されず、時間が少し過ぎた。

そして、言われたことを理解し、「何故ですか!?」と反論する。ツキヤへの想いは、こんなことを言われたくらいで捨てられるはずがない。

「私は、ツキヤを愛しています。愛することが罪なのですか?」

「……人と神は結ばれてはならない存在なのだ。住む世界も、時間すら違う」

感情的になっていくサシャとは真逆に、イザナギは冷静に話す。

「私は、ツキヤといることで幸せを知りました。ツキヤから学ぶべきことはたくさんあります!」

「そんなもの必要ない。…早く追い出せ」

イザナギは家臣に命令し、ツキヤを追い出そうとする。家臣がツキヤを捕らえた時、ツキヤが口を開いた。

「大切ならば、幸せを願うべきではありませんか?私は、サシャ様のお役に立ちたいのです!どうかそばにいさせてください!!」
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