寂しがり屋の月兎
「──ちょっと、聞いてんの!? あの子はねえ、ほんとにあいつのこと好きだったんだから!」
聞いてなどいない。
友だちのために……友だちの代わりに……怒ることができれば友だち……なのか?
やっぱり友だちって、面倒くさいわ。
結論はそこに行き着いた。
女子生徒は顔を真っ赤にしている。
「あんた、調子に乗ってるよね。ちょっとくらい可愛いからって! 人の真剣な告白も覚えてらんなくて、そのせいで他の子まで傷つけたんだからね!?」
一つ言いたい。
有明は最近──最近とはここ二週間のことを指すが──告白などされていない。
話を聞く限り、時系列的に有明は、まだその男子に告白はされていないと思うのだ。
振られたご友人に質問されたときに有明が答えたのは、『覚えがない』であって、『覚えていない』ではない。
聞いてなどいない。
友だちのために……友だちの代わりに……怒ることができれば友だち……なのか?
やっぱり友だちって、面倒くさいわ。
結論はそこに行き着いた。
女子生徒は顔を真っ赤にしている。
「あんた、調子に乗ってるよね。ちょっとくらい可愛いからって! 人の真剣な告白も覚えてらんなくて、そのせいで他の子まで傷つけたんだからね!?」
一つ言いたい。
有明は最近──最近とはここ二週間のことを指すが──告白などされていない。
話を聞く限り、時系列的に有明は、まだその男子に告白はされていないと思うのだ。
振られたご友人に質問されたときに有明が答えたのは、『覚えがない』であって、『覚えていない』ではない。