寂しがり屋の月兎
と、説明したのだが。
彼女は全く聞く耳を持たなかった。
親の仇かのように、有明を睨めつけている。
有明は困惑を通り越していらついてきた。
知らないわよそんな男。
あんたは私になんて言ってほしいのよ。
いつまで続くのよこの不毛な時間。
言ってしまいたいのを言わないのは、言えば長引く、と脳のどこかがわかっていて、理性を働かせているからだった。
「──だから、告白に応えてあげてって言ってるわけじゃないんだよ。せめて覚えておきなよ! ねえ、思い出せないの? ひどくない? 何人にも告白されてるから、誰が誰だか判別つかないってわけ?」
あーもう。
彼女は全く聞く耳を持たなかった。
親の仇かのように、有明を睨めつけている。
有明は困惑を通り越していらついてきた。
知らないわよそんな男。
あんたは私になんて言ってほしいのよ。
いつまで続くのよこの不毛な時間。
言ってしまいたいのを言わないのは、言えば長引く、と脳のどこかがわかっていて、理性を働かせているからだった。
「──だから、告白に応えてあげてって言ってるわけじゃないんだよ。せめて覚えておきなよ! ねえ、思い出せないの? ひどくない? 何人にも告白されてるから、誰が誰だか判別つかないってわけ?」
あーもう。