年下幼なじみにずっと愛されてました




「すみません、いいですか!?」



女子が5人やって来た。

慌てて、飛鳥先輩の方により、スペースを空けてあげる。


お目当ては目の前に座る遥のようだ。



「あの、名前、遥くんで合ってますか!?」


「……………まあ。」


「遥くんってバスケ上手いね!!いつからやってるの!?」


「やっぱり小さい時から?」




怒涛の質問攻めに、若干引き気味の私たち4人




完全に黙り込んだ遥を見かねて、いつものように隼人くんが相手を始める。


「ごめんねー、こいつクールなんだよね。」


「そうだよね!私たちこそごめんね!」



そう言ったものの、矢継ぎ早の質問は続き、反応がないと諦めたのか帰っていった。




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