拝啓 元カレ上司サマ
本社からの役員の随行員として、煌太もパーティーに出席していた。
受付の麗香に、
「やあ久しぶり!周防さん」
今日はよろしく頼むよと言って、担当する役員の所へと行ってしまった。
やけにあっさりとした煌太の態度に、少々イラッとしたが、それも当然のこと。
彼にはもう、最愛の女性(ヒト)がいるのだからと、自分を納得させるのだが、諦めたと言ってもやはり、割り切れない想いがあるのも事実であった。