拝啓 元カレ上司サマ

パーティーには300名を超える人々が集まった。

麗香が気になるのは、煌太のことはもちろん、彼と並んで笑い合う、本社秘書の葛西優希のことも大いにそうなのだ。

煌太のことを忘れて、前向きに生きていこうと決意したものの、やはり、二人の幸せな姿を見せられてしまうと、未だに切なくなる。

「神様は、どうして放っておいてくれないの?」

泣きたくなる弱い心を無理矢理追い出して、営業所の仲間達と、シャンパンで乾杯したのだった。




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