拝啓 元カレ上司サマ

「まるで高校生か大学生のデートだな…」

諦めたような表情の煌太は、探偵の調査報告書を見ながら呟いた。

全ての内容に目を通して、フーっと息を吐いてから、探偵の男が言った言葉を思い出す。

「片時も手を離しませんでしたよ。それに、まるで夫婦のようでした」









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