拝啓 元カレ上司サマ

新幹線を乗り継いでやって来たのは、冬暖かく夏は蒸し暑くなる西のある都市。

朝一番に出たけれど、もう夕方の時間に差し掛かっている。

アラフォー真っ只中の煌太は、何時間もの移動で身体中が凝ってしまって、さすがにヘトヘトになってしまった。

新しい棲み家へは、地下鉄を乗り継ぐと15分程だけれど、くたくたの煌太は迷わず駅前からタクシーに乗ることにした。

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