拝啓 元カレ上司サマ

煌太の思惑通り、とまではいかなくとも、どうやら、大人の男を演出するのには成功したようだ。

麗香は、亡くなった宗也とそう変わらない年齢の宗也を見るにつけ、まだ夫が生きていたら、どんな風に過ごしていただろと、少しだけブルーになって、涙が滲む。

これではいけないと、涙を拭ってまた正面を向く。

そして、話とは何でしょうと尋ねた。








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