拝啓 元カレ上司サマ

自宅のマンションに、日曜日の昼頃帰って来た。

「先ず、洗濯だね」

それから掃除をして、遅いランチを摂る。

少し落ち着いて来て、昨夜の涙は夢ではなかったのだと、今更ながら現実を突き付けられた気がした。

でもこうやって、日常を過ごして行けば、煌太のことを忘れてしまう日が来るのではないかと、麗香は淡い期待を寄せる自分に苦笑する。

明日からのことは明日考えようと、なかなか観られなかった録画ドラマを、流し観ていた。
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