今夜、最強総長の熱い体温に溺れる。 - DARK&COLD -

お箸を持っているのに、美月ちゃんはほとんど手を付けず、さっきから落ち着かないというように、そわそわしている。


ここまであからさまな態度をとられたら、鈍い私でも、美月ちゃんが何を言いたいのか気づいてしまう。



「私……きょうくんのこと本気で好きだったんだ]



覚悟していたセリフも、いざ本人の口から直接聞くと胸がずとんと重たくなって。
同時に目眩を覚えた。



心拍数があがり、体が急に冷たくなる。



「瑠花ちゃんときょうくんは、付き合ってるの?」

「え……?」



私は響平のことが好きだけど、あっちはたぶん、都合のいい相手くらいにしか思っていない……。


だって、両想いだった美月ちゃんのことを‟忘れられない人”って言ってるんだもん。
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