今夜、最強総長の熱い体温に溺れる。 - DARK&COLD -
「すみません。夕立響平……という人に、会わせてほしいんですけど」
5日後の金曜日。
響平に言われたとおり、街で最初に会った人に声をかけた。
美月ちゃんと響平を会わせたくないと思いながらも、今さら美月ちゃんに自分の気持ちを言い出せない私は、そうするしかなかった。
私の両隣には、美月ちゃんと国吉くん。
声をかけた男の人は、私たちと同じくらいの年齢に見えた。
愛想よく頷くと、「ちょっと待って」とスマホを取り出し、電話をかけはじめ。
「あー、泉君? 夕立さんに会いたいって女の子が来てるんすけど。……あ、はい」
直後、私に向き直る。
「あんた、名前は?」
「あっ……、旗中瑠花です」
「はたなか、るか?」
なぜか目を丸くして見つめられるので、首をかしげると、慌てたように逸らされた。