今夜、最強総長の熱い体温に溺れる。 - DARK&COLD -
「なんでいきなり冷たくなんの?」
「私はこれが普通だもん」
「へえ。昨日の夜とはずいぶん違うけど、どっちがホンモノ?」
「……っ」
いちいち動揺してしまう自分かいや。
「もしかしてアレ、演技だったわけ?」
響平は足を早めると、私の前に回りこんできた。
「……じゃねーみたいだな。顔、くそ赤いし」
細められた黒い瞳は、なんでもお見通しだと笑っているみたい。
「キスだけで赤くなるとかマジで可愛いな」
「からかわないでよ……」
「からかってるつもりはねぇよ。思ったこと言ってるだけだ」
絶対嘘。楽しんでるでしょ。
「瑠花。帰んの明日じゃだめなのか」
「え……?」
「まだここにいろよ。せっかく会えたのに1日限りってさみしーだろ」
「無理だよ。何回も言ってるけどね、寮は無断外泊禁止、で……」
「1日くらいサボってもいいだろ、学校なんか」
「無茶言わないでよ」
「じゃーせめて、今日の夜までゆっくりしていけば」