Love Eater
「あー、もう、気にすんなって。そんな気にならねえから」
「【ひらひら】で【かわいい】」
「あっ?」
「そう言ってただろう?【ひらひら】で【かわいい】じゃん。って」
「あー…、まあ言ったな」
「物の価値はよく分からないが無償で手に入る物じゃないんだろ?服も今まで食べた物も」
「ああ、まあな」
「………ご……ごめ…ごめんなさい?」
「…………っ~~~」
ちょっ、何このクッソ可愛いの!
いきなりあどけなく可愛いのヤメロやぁっ!
元がクソガキなの知ってるから余計にギャップでギュンと来たじゃねえか!
しかもな、そんなに気にかけてもらってるけどその服一枚990円の生地も薄いただの黒ワンピだかんな!?
ひらひらっても裾にお気持ちフリルが付いてるだけの安物も安物よ!?
それなのにそこまで気にされたらこっちの方がいたたまれねえわっ!!
なんて、ソルトの複雑な悶絶は半端ない。
六花を連れ出して早々、流石に街中を歩くにはみすぼらしいと判断したソルトが真っ先に購入したの子供服だったのだ。
ぼさぼさだった髪もチェーン店の安い散髪屋で整えてもらい。
こうして身なりをまともに整えてやればどうだ。
六花は見違えるほど愛らしい少女へと変貌したではないか。
通り過ぎ様の人間が大人子供関係なく一度はその視線を向ける程。
それこそ精巧に美しい人形が生きてそこにいるかのように見えるのだ。