Love Eater

お互いに利害の一致。

拒絶の意志がないなら遠慮なくと、六花の首筋に唇を寄せながらワンピースのファスナーを下ろしていく。

布地一枚ばかりの隔たりらしく、下す傍から露わになる肌は実に白くきめ細かで柔らかい。

まだ誰の熱も知らない肌に真っ先に触れるのはソルトであった筈なのに。

実際にその熱を刻むことになったのは蓮華とは。

そうして、その一番を示す様に六花の華奢で細い首には赤い印が刻まれて、柔らかく豊満な胸にも蓮華の掌の感触が広がるのだ。

そんな初めての刺激に表情の一つも変えても可笑しくはないというのに。

チラリと垣間見る六花は無表情で空を見つめるばかり。

そんな姿に萎えるどころか寧ろ愛おしいと愛情を込めて蓮華は胸元に口づけるのだから。

そうして、気が付いていた事を敢えて一言、

「あの時、ワザと俺に捕まったよね?」

「………当たり前。捕まる気がなきゃわざわざあんな懐に飛び込むわけない。僕は魔女だよ?やろうと思えば手なんか触れずに阻めたんだ」

「やっぱり、俺がこうしたい事もわかってたし、こうされたいとも望んでたんだ?」

「………」

「どこまでも、あいつが大好きなんだねえ六花ちゃん」

「煩いよ、お前」

蓮華の巧みなんて考える間でもなく目に見えてだ。

確実に自分を欲しての行動だと。

分かっていて尚その誘いに乗ったのは六花にとっても好都合であったか。


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