Love Eater


こんなガキ臭さ全開の痴話喧嘩に付き合ってられるか。と、蓮華の興味が逸れるのなんて必然。

そもそも、蓮華は六花に惚れているとは違うのだ。

まして、感情を取り戻しただけでなくそれが爆発しているような状態の六花にさっきの様な愛着も執着もあるはずがない。

暫くは面白い見世物感覚で眺めてはいたのだが、そこは飽きっぽい蓮華だ。

「おーい、お二人さん。俺もう飽きたし行くぞ〜?…って、聞こえてねぇわな」

一応声かけはしてみるものの、片や逃げるのに必死で、片や押さえ込むのに必死。

しかも喚きあっている2人が蓮華の存在の有無や声など気にかける筈がなく。

知らない間に問題を引き起こした原因は欠伸混じりにフェードアウトしていったのだ、

そんな事に気づく事のない2人と言えばだ、

「っ…いい加減大人しく捕まりやがれっ!」

「ふざけんなっ!誰がお前なんかにっ…」

「ハッ、本当は嬉しい癖に意地はってんじゃねえよっ」

「自意識過剰かましてんじゃねえぞヘタレ野郎っ!」

なんて、痴話喧嘩も痴話喧嘩。

低レベルと言えそうな罵倒の繰り返しときている。

< 164 / 216 >

この作品をシェア

pagetop