Love Eater
「嘘じゃねえよ。今更嘘ついてどうすんだよ」
「嘘だっ!!僕に会えなくても何だかんだ平気だったくせにぃっ!!」
「平気かボケッ!お前今まで何を盗み視てたってんだよっ!俺がどんだけ情けなく死んでたか視てたんだろうがっ!」
「視てたよっ!ソルトがダメ男っぷり発揮にグダグダボヤいてるのも全部っ!!」
「ぉぉぉぉぉ……、それはそれで何かダメージデカいんだが…。でも、だったら嘘も何もねえだろうがっ!何が嘘つ……ふがっ…」
何が嘘つきだよ!と言うつもりであったソルトの言葉は、六花に両頬をギュッと抓まれた事で完成することはなく。
それでも、何をしやがる!と応戦を示して睨みあげてみせれば、
「っ……ソルトの、ソルトのぉ……浮気者ぉぉぉ!!」
「ふへぇっ!?ふぉ……ふぉい(おい)!?」
「僕はソルトの事だけ考えて禁断症状出るくらいに恋い焦がれてたのにぃぃぃ!」
「ろっひゃ(六花)!?う……うわひっへ(浮気って)…」
そんなんした覚えはないぞ!?
と、ソルトが慌てるも無理はない。
実際、浮気など微塵も頭に浮上もしなければ、性欲さえ失せる程六花一色に項垂れていたのだから。
それを六花も盗み視て知っている筈であるのに。
何をどう捉えて浮気なんて解釈が発生したのだと、流石に頬を抓んでいた六花の手を握り取って。
今度はソルトから迫るように六花の双眸を覗き込んだのだ。