Love Eater



まさか、全て六花の嫉妬の為せる業だったとは。

流石にやり過ぎだろうとソルトも頭を抱えてしまうのだったが、それがまた六花の不満を刺激したらしい。

「何その反応っ!」

「いやだって…流石にやり過ぎだなぁと」

「やり過ぎじゃないもん!僕のソルトだもん!なのにっ…あの女達めぇぇぇ」

「ただの友人の範囲だっつうの。挨拶程度のモーションくらい流しとけよ。…俺はもう…乗るつもりもねえんだし」

お前一筋だし。

と、ソルトからすれば暗に示した愛情表現で、かなりの羞恥を抱きながら音にして響かせたのだが。

「な・が・し・と・け?」

「っ…ろ、六花?」

「流しとけ?浮気を黙認してろと。…そういう事?」

「はっ!?ち、違うわっ!飛躍しすぎだろ!?俺はっ…」

「ソルトの馬鹿ぁっ!!」

「聞かんかぁぁぁい!!勝手に被害妄想膨らませて拗ねてんじゃねえっ!ガキかっ!!」

「っ…やっぱりだ!やっぱりそうなんだ!」

「ああん!?今度はなんだっつうんだ!」

「やっぱりソルトはお色気ムンムンな女狐タイプが好みなんだぁ!!」

「どんな解釈だボケェっ!!」

いや、強ち間違いではないソルトの好みではあるのだ。

実際、選ぶタイプはグラマラスで大人の駆け引き上手で後腐れのない女性ばかり。

あくまでも今までの対象は利害関係というだけで、その瞬間だけ情が通えばそれでいい。

優先すべきは顔だとかスタイルだとか、程々の趣向の一致。

それでもそれはあくまでも一晩の関係故に求める条件である。

実際の女の好みを明確にするのであれば…。

まさに目の前の実に面倒くさい六花になるのだが。

< 202 / 216 >

この作品をシェア

pagetop