Love is GAME
「七恵ちゃんは、違うよ。」

「京太郎さんがいるのに、違う人と付き合ってる。」

「別にいいんじゃない?俺とは付き合ってる訳じゃないから、二股にはならないし。」

京太郎のタバコから昇る煙が、真っすぐに上に向かう。

ああ、そうだ。

私、京太郎の彼女じゃないんだっけ。


「あーあ。暗くなっちゃった。何で俺、こんな話したのかな。」

京太郎は、タバコの火を消すと、下を脱いで裸になった。

「シャワー、浴びてくる。」

私は咄嗟に、京太郎の腕を掴んだ。

「待って、京太郎さん。」

京太郎は、目を大きく開けて、驚いていた。
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