稲荷と神の縁結び
さすがお母さん、手順がよろしい。
「今日も仕事休み貰ったんでしょ?ずっと忙しかったけど、今日ぐらいは休んで!!」
そしてピシャリと扉を閉めて、夕湖ちゃんは去って行った。
そう、今日は仕事初めの予定だったが、仕事の休みを貰ったのだ。
長ーい掃除を終えて家に戻ると、既に清貴さんは帰った後。
圭ちゃん経由で「明日休んでいいって」と聞いたので、ありがたく休ませて貰うことに。
休む……とは言っても、布団の横になろうとも全く眠気が来なかった。
和茂さんのことを考える度に‐なぜだか清貴さんの顔が頭に浮かんで、離れないのだ。
このままじゃいけない。
ちゃんと和茂さんのことを考えないと。
そう思っても、頭がぐるぐるとして何一つ考えがまとまらなかった。
その思いを振り払うように家の仕事に没頭していると…気づけばこんな時間になっていた。
無理やり布団に連れていかれたけど、どうせ寝れないのに……。
そう思うが‐さすがにもうこの時間だ。
ゆっくりと徐々に‐意識が途切れて行くのを感じていた。
*****
「こはるちゃん!!」
ゆさゆさと体が揺さぶられ、私は目覚めた。
目を開けると、夕湖ちゃんだ。
「今日も仕事休み貰ったんでしょ?ずっと忙しかったけど、今日ぐらいは休んで!!」
そしてピシャリと扉を閉めて、夕湖ちゃんは去って行った。
そう、今日は仕事初めの予定だったが、仕事の休みを貰ったのだ。
長ーい掃除を終えて家に戻ると、既に清貴さんは帰った後。
圭ちゃん経由で「明日休んでいいって」と聞いたので、ありがたく休ませて貰うことに。
休む……とは言っても、布団の横になろうとも全く眠気が来なかった。
和茂さんのことを考える度に‐なぜだか清貴さんの顔が頭に浮かんで、離れないのだ。
このままじゃいけない。
ちゃんと和茂さんのことを考えないと。
そう思っても、頭がぐるぐるとして何一つ考えがまとまらなかった。
その思いを振り払うように家の仕事に没頭していると…気づけばこんな時間になっていた。
無理やり布団に連れていかれたけど、どうせ寝れないのに……。
そう思うが‐さすがにもうこの時間だ。
ゆっくりと徐々に‐意識が途切れて行くのを感じていた。
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「こはるちゃん!!」
ゆさゆさと体が揺さぶられ、私は目覚めた。
目を開けると、夕湖ちゃんだ。