神様辞めます!~転生女神は平凡を望む~
王宮に行くのは二週に一回くらいなのだが、その前になると自然とため息が出るようになってしまった。

そうして行った先で私は久しぶりにまたもやハデス様と出会うことになった。

「久しぶりだね、ペルセポネ」
にっこりと微笑むはサフル王子に被るハデス様。
「えぇ、お久しぶりですね。会いたくはありませんでしたが」
私がハッキリ言うと、少し驚いたあとでにこやかに笑う。
「私は会いたくてたまらなかったよ。愛しのペルセポネ。こんなに愛しているのに、なぜ逃げるんだい?」
その問いに、私はきっと初めてガッツリと自分の意見を返した。

「だって、私は父ゼウスに勝手に嫁がされただけで、あなたを愛してなどいないもの」

私の一言にハデス様は目を見開き、そして顔色を悪くしていく。
「なぜ、こんなに愛しいのに、私の気持ちは届かないのか?」
頭を抱え始めたハデス様に、私は前世では言えなかった本音をぶつけた。
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