センセイとシアワセな時間
夏休みが明けるとすぐにセンセイの誕生日だ。
わたしが選んだものは『ウンコ柄のタオル』
お店でラッピングしてもらって、
「1人で行きなよ〜」と嫌がるレイと一緒に渡しに行った。
放課後の廊下には他の生徒はいなかった。
「約束の誕生日プレゼントです!」
「ほんとに?あ、ありがとう。」
センセイは喜んでくれた。
使ってくれているか気になっていたら、
「部活のときに使ってたよ。なんであの柄?」ってレイが嫌味っぽく言ってきた。
「可愛いでしょ?」ってわたしは言ったけど、目立つ柄でセンセイと仲がいいってアピールできてるみたいで嬉しかった。
まだどんな関係でもないけど。
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