＊ＳＯＵＺＩ＊

「私、お酒は…」

「少しでいい飲め！
飲まずにやっておられんだろ！」


先ほど、求婚されたなど言えず


クイッ


酒を飲んだ

和やかに食事を終え、酔いざましにと
容保が光の手を引き散歩


「そこに座って休むといい」


ほんのり赤くなった顔をふうっと息を吐き出しながら、ペチペチ叩く


「容保様　先ほどのお返事させて下さい」

「今すぐでなくて良い！少し考えてくれよ！」

「私の考えは変わりません
誰とも結婚は、しません
どうか、計画通り破断にして下さい」

「相手が沖田でも？」

「ええ」



容保は、光の目を見た



「俺は、酒を飲むと何でも忘れる！
言ってもいいぞ！　心にあるものを出せ！」