Top secret
最初の客様は将軍の御正室でした。
執事モードを封印し、ホストモードに。

「こんばんは。カイルです!よろしくお願いしまーす!」
「よろしく。」
「お隣いいですか?」
「どうぞ。」
「ありがとうございます!何飲みます?」
「日本酒で。」
「はーい!じゃあ入れちゃうね。あ、お名前聞いてもいいですか?」
「将軍の正室といえば誰を思い出す?」
「うーん…(やばいな…歴史苦手………。)篤姫!」
「なんじゃと!?」
「ごめんなさい。全っ然わかんない!お姉様ー。おしえてほしいなー。」
と甘えた感じに言うとお姉様の目はキラキラに。
「かーわーいーいー!じゃあ教えちゃおうかな。」
「おしえておしえてー!」
「北条政子。」
「(…しらないけど…。)聞いたことある!会えてうれしいよ!まぁさ!」
「(まぁさ?)鎌倉幕府初代将軍・源頼朝の正室です。」
「へぇ。そうなんだ。すごいねー。(あー…。吉宗しかわかんないよー。)」
< 2 / 33 >

この作品をシェア

pagetop