Top secret
「(そういえばなんでお姫様じゃなくて尼みたいな格好なんだろ。)ねーねー、まぁさが今かぶってるのって、お坊さんがかぶってるよね。出家したの?」
「夫が死んだら仏門に入るようになっておるからな。」
「へー。そうなんだ!なんか、かっこいーね!」
「おほほっ!尼将軍と呼ばれておる。」
「超かっこいい!なにそれ!すごいねー!」
と 政子様の頭をポンポンとすると恥ずかしそうな顔をされたのがすごくかわいかったです。
「将軍になった息子が幼かったゆえ私が政治に口出ししていたらいつのまにか尼将軍と言われるようになった。」
「すごーい!さすがまぁさだね!!頼朝様幸せ者だね!ねぇねぇ、頼朝様はどんな人なの?」
「写メみる?」
「見るみる!見せてー!」
「はい。」
と肖像画の画像を見せてもらいました。
「イケメンじゃん!まぁさすごい!!でも大変じゃなかった?イケメンで将軍でしょ?金あるし最高じゃん!!女ほっとかないよー!」
「ほんっと大変だった!」
「えー!!」
「いろんなとこに女がいてこどもまでいて…!!」
「最低!!」
「最低でしょ!?でも鎌倉時代はそれがあたりまえ!!妾の家放火してやったわ!!」
「え!?放火!?それはダメだよ。」
「そう?」
「そうだよ!!」
「ああそう。みんなが私のこと悪女って言ったわ。どっちがだよ!!人の夫奪う泥棒猫のほうが悪女だろ!!」
「まぁさ、おちついて。シーッ!」
「ごめんなさい。つい。」
「おっ!素直でいいね!かわいいー!」
< 3 / 33 >

この作品をシェア

pagetop