偽のモテ期にご注意を

「・・・俺は、圭奈を一度も・・・セフレだと思った事は有りません」

「はぁ!?じゃぁ、どういうつもりなの!貴方がセフレだと言ったから、どれだけねぇさんが苦しんだと思ってるの!」

衝撃的な言葉に、何時もあまり表情の無い恵でも、流石に立ち上がって声を荒立てた。

「・・すまない事をしたと思っています」

目を合わせず、俯いて話す姿は、今にも消えそうな程儚く見えた。

「謝る相手が違うでしょ!貴方の所為でねぇさんは!過呼吸になったのよ!」

それでも、姉の事を思うと、一言も二言も言ってやりたくなる。

「!?・・過呼・・吸?俺の・・せい?」

驚きと共に恵の顔を見上げる。

「えぇ、そうよ。」

「圭奈は・・俺の事をそこまで思って・・・良かった」

< 135 / 196 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop